ファラオ
法老 · Pharaoh
古代エジプトの王。国を治めるとともに、神々と人々のあいだをつなぐ存在とされた。
01概要
「ファラオ」という語は、エジプト語で「大きな家」を意味することばに由来する。もとは王宮を指し、王その人の称号として使われるようになったのは新王国時代の第18王朝からである。今日の研究者は、第1王朝(紀元前3150年ごろ)から、紀元前30年にエジプトがローマに併合されるまでのすべての王をこう呼ぶ。王はエジプト全土の土地を所有し、法を定め、税を集め、軍を率いた。宗教儀礼を執り行い、新しい神殿の場所を決め、宇宙の秩序・均衡・正義である「マアト」を保つ責任も負った。王の姿には決まったしるしがある。上エジプトの白冠と下エジプトの赤冠を合わせた二重冠は、統一されたエジプト全土への支配を表す。縞模様の頭巾ネメスは、最もよく見られる王の被り物である。頭につけた鎌首をもたげるコブラはウラエウスと呼ばれ、女神ウアジェトの守護を表す。牧杖と殻竿はもとはオシリス神の持ち物で、のちに王権のしるしとなった。王の名は、カルトゥーシュと呼ばれる楕円の枠の中に書かれる。
02会場で
まず頭を見てください。高い冠でしょうか、縞の頭巾でしょうか。コブラはついていますか。次に、ヒエログリフを囲む楕円のカルトゥーシュを探してください。
キャプションの中国語
- 法老
- ファラオ · Pharaoh
- 雙冠
- 二重冠(プスケント) · Double crown (pschent)
- 條紋頭巾(nemes)
- ネメス頭巾 · Nemes head cloth
- 聖蛇
- ウラエウス · Uraeus
- 王名圈
- カルトゥーシュ · Cartouche
- 彎鉤權杖與連枷
- 牧杖と殻竿 · Crook and flail
- 瑪阿特
- マアト · Maat
03メモ
ファラオの像や浮彫は、決まった冠としるしで王であることを示します。
どこを見ると、その人物が王だとわかりますか。