書(中国の書)
Chinese calligraphy
毛筆と墨で漢字を書く芸術。筆の運びや速さ、筆圧が刻まれた線そのものを見る。
01概要
書とは、毛筆で漢字を書く伝統的な芸術で、筆・墨・紙・硯は「文房四宝」と総称される。仕上がりは、筆の毛の種類、墨の濃さ、紙の吸い込む速さに加えて、筆に含ませる墨の量、筆の圧力・傾き・向き、運筆の速さや筆順によって決まり、これらが文字に「意」(心、ねらい)を与える。主な書体は、読みやすさと速さのどちらに寄るかで性格が分かれる。篆書(秦のものが標準となった)と、漢代に始まった隷書が先にあり、楷書は7世紀ごろに様式として成熟した。行書と草書は速く書け、筆の動きがより多く見える。作品は通常、赤い印泥で捺した一つ以上の印で仕上げられ、印は署名の役割をもつことがある。
02会場で
一本の線を、筆が下りたところから離れるところまで目で追ってください。太さはどう変わり、墨は濃く潤っているでしょうか、それとも掠れているでしょうか。
キャプションの用語と英語
- 文房四宝
- Four Treasures of the Study
- 篆書
- Seal script
- 隷書
- Clerical script
- 楷書
- Regular script
- 行書
- Semi-cursive script
- 草書
- Cursive script
03メモ
書では、筆の速さと圧力が、一本一本の線の形を決めます。
線のどこが速く、どこがゆっくり書かれたように見えますか。