ドキュメンタリー写真
紀實攝影 · Documentary photography
人や場所、物、出来事を率直かつ正確に示そうとする写真。報道(ルポルタージュ)にもよく使われる。
01概要
写真は、芸術に使われはじめたのとほぼ同じころから、記録の手段としても使われてきた。『日本大百科全書』は一例として、トーマス・アナンが1868年から77年にグラスゴーのスラム街を撮影し、世論の目をスラム問題に向けさせたことを挙げる。1935年にはFSA(農業安定保全局資料部)が、ウォーカー・エバンズやドロシア・ラングらに依頼して、大恐慌下の南部の様子を記録させた。社会の問題にコメントしたり、キャンペーンの意図をもったりする写真は、とくに「ソシアル・ドキュメンタリー・フォト」とよばれる。テートによれば、ドキュメンタリー写真は20世紀なかばまで、世界の出来事を証言する有力な手段だった。同じ時期に、芸術家たちはカメラを社会を変える道具と見るようにもなったが、この種の仕事は主観的であることが多く、写真家のだれもが社会の改善をめざしているわけではない。写真は、それだけでは多くを語らない。『世界大百科事典』(平凡社)は、写真の選び方や編集、添えられる言葉によって、見る人の想像に方向を与えられると指摘し、ドキュメンタリー写真の評価にはそうした扱い方も含まれるという。さらにテートは、テレビやデジタル技術の普及で出版用の写真の需要が減ると、ドキュメンタリーはギャラリーや美術館に新たな観客を見いだしたと述べている。
02会場で
まず写真を見て、それからキャプションや解説を読み、言葉が何を付け加え、どう方向づけているかに注意してください。
キャプションの中国語
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- 社會紀實攝影
- ソシアル・ドキュメンタリー・フォト · Social documentary photography
- 攝影報導
- フォト・ルポルタージュ(報道写真) · Photo-reportage
03メモ
ドキュメンタリー写真は事実を記録することをめざすので、写真がどう選ばれ、並べられているかを見ます。
写っている人は、撮られていることを知っているように見えますか。