文人画
文人畫 · Literati painting
文人が描く絵。細かく仕上げることより、書に通じる自由な筆づかいを重んじる。
01概要
古典・歴史・哲学を修めた中国の学者たちは、書と絵も嗜んだ。そうして育った文人画は、職業画家が細密に仕上げる描き方とは違い、個人の手が見え、気ままに見える筆づかいで、おもに墨で描く。中国の文人画は、のちに南宗画と呼ばれた。山水や、竹・蘭などの植物が主な題材となったのは、自然と心を通わせたいという学者の願いの表れでもある。筆づかいは書と深く結びつく。元代には、梅・蘭・菊・竹(四君子)の絵が盛んになった。これらの植物が君子の高潔な人柄にたとえられたためで、その筆法は「書画は本来同じ」という原則に沿っている。中国の文人は、理屈の上では自分の楽しみのために描き、作品を売らなかったが、日本では、これで生計を立てる文人画家も多かった。
02会場で
竹や岩や木を一つ見つけ、線そのものを見てください。文字の一画のように太くなったり細くなったり、速くなったり遅くなったりしていますか。
キャプションの中国語
- 文人畫
- 文人画 · Literati painting
- 南宗畫
- 南宗画 · Southern school painting
- 四君子
- 四君子 · Four Gentlemen (plum, orchid, chrysanthemum, bamboo)
03メモ
文人画で見るのは、仕上げの細かさではなく、個性的でのびやかな筆づかいです。
筆がのびのびと走っているのはどこで、ゆっくり何かを描いているのはどこでしょうか。