ルネサンス
Renaissance
1400年頃にイタリアで生まれ、15〜16世紀にヨーロッパ各地へ広がった、古代ギリシア・ローマの美術を土台とする美術。
01概要
「ルネサンス」はフランス語で「再生」を意味し、古典古代の復興を指す。ただし今日の研究者は、中世とはっきり断絶したとは考えていない。人文主義の思想とともにヨーロッパ各地へ広がった。画家たちは線遠近法で奥行きを表した。フィリッポ・ブルネレスキが1415年から1420年にかけて一連の実験を行い、レオン・バッティスタ・アルベルティが1435年の『絵画論』でその方法を理論にまとめた。油彩の技法はヤン・ファン・エイクら北方の画家が発展させ、1475年頃からイタリアでも用いられるようになる。一方、北方の画家はイタリアへ赴いて人体表現と遠近法を学んだ。個人への関心も高まり、肖像画は真横の横顔から4分の3正面へと移り、内面の感情も描かれるようになった。レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロは、盛期ルネサンス(1495年頃〜1520年頃)の三大画家とされる。
02会場で
肖像画の前で、顔が真横の横顔か、4分の3正面に向いているかを見て、それから目がどこを見ているかをご覧ください。レオナルドの《女性の肖像》(通称《美しきフェロニエール》)では、頭、体、視線がそれぞれ少しずつ違う向きをとっています。
キャプションの用語と英語
- ルネサンス
- Renaissance
- 線遠近法
- Linear perspective
- 油彩
- Oil painting
- 人文主義
- Humanism
- 古典古代
- Classical antiquity
- 4分の3正面
- Three-quarter view
03メモ
描かれた人は何を考えているように見えるでしょうか。それは画面のどこから感じられますか。