女性美術家
女性藝術家 · Women artists
女性はいつの時代も制作してきたが、その作品は見過ごされ、低く評価されがちだった。1970年代初めから、研究者はその理由を問い、美術史のなかでの位置を見直してきた。
01概要
1971年、アメリカの美術史家リンダ・ノックリンは論文「なぜ偉大な女性芸術家はいなかったのか」を発表した。彼女はこの問いに個人の才能からではなく、制度上の障害から答えた。女性は長いあいだ裸体モデルを前に学ぶことを許されず、そのため当時のアカデミーで最も格の高かった歴史画に進みにくかった。女性の成功を妨げたのは才能の不足ではなく、主に政治的・社会的・経済的な支えがなかったことだ、と彼女は論じた。この論文はフェミニズム美術史の基礎を築いたものとされ、女性美術家とその作品、経験にあらためて目を向けるきっかけにもなった。台湾では、陳進が日本へ絵を学びに渡った最初の女性である。1927年に第1回台展の東洋画部に3点が入選し、1932年には廖継春とともに台展で最初の台湾人審査員となった。名士の家の出で、のちに「閨秀画家」の代表と呼ばれた。国立歴史博物館の「姿を隠すことから現れるまで――史博コレクションの彼女たち」展は、所蔵品から女性美術家60人の水墨、書、洋画を選び、20世紀台湾の女性美術の歩みを、「見られる客体」から「語る主体」への道のりとして示している。
02会場で
キャプションの制作年と作者の経歴を読み、その時代に彼女がどこで学び、どこで発表できたのかを考えてみてください。
キャプションの中国語
- 女性主義藝術史
- フェミニズム美術史 · Feminist art history
- 歷史畫
- 歴史画 · History painting
- 閨秀畫家
- 閨秀画家 · Guixiu (gentlewoman) painter
- 東洋畫
- 東洋画 · Eastern-style painting (tōyōga)
03メモ
女性美術家の作品は、当時どんな教育や画題が開かれていたかもあわせて見ます。
作品の題材は、作者自身の日々の暮らしにどれくらい近いと思いますか。