残り70日#絵画
姿を隠すことから現れるまで――史博コレクションの彼女たち
中国語の原文:
隱身到現身──史博典藏的她們
20世紀の台湾の女性美術の百年は、女性が「見られる客体」から「語る主体」へ歩んだ過程である。展覧会は国立歴史博物館の所蔵から女性美術家60人の水墨、書、西洋画60点を選び、「新時代の女性美術の先駆者」「伝統の継承と作風の転換」「自己の突破と芸術による表現」の三つの章で、呉杏芬、陳進、董陽孜から席慕蓉、袁旃までを紹介する。展示にはモジュール式の壁と繰り返し使える什器を用い、一部の印刷物はQRコードに置き換えている。
1 / 4 画像: 国立歴史博物館
- 会期
- 2026年10月16日~2027年1月17日
- 会場
- 国立歴史博物館 (國立歷史博物館) · 南海学園・植物園
- 住所
- 臺北市中正區南海路49號MRT中正紀念堂駅1・2番出口から南海路を徒歩約10分Googleマップで開く
- 開館時間
- 10:00–18:00休館日:月
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同じ会場 · 国立歴史博物館
同じエリア · 南海学園・植物園
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クレジット
- アーティスト
- 吳杏芬、方君璧、潘玉良、袁樞真、蔡碧吟、張李德和
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吳杏芬、方君璧、潘玉良、袁樞真、蔡碧吟、張李德和、陳進、柴原雪、張默君、孫多慈、吳詠香、邵幼軒、林賢靜、田曼詩、饒昌慜、顏小僊、盛元芳、徐瑩、羅茵、曾其、姚兆明、楊鄂西、溫碧英、王壽蘐、林麗華、譚淑、陳書蓁、酆濟榮、張蒨英、董陽孜、梁丹美、梁秀中、羅芳、鄭蕙香、趙松筠、洪瑞霞、簡美育、林淑女、李麗雯、李蘇羽、袁旃、李重重、席慕蓉、單淑子、溫淑靜、鍾桂英、梁丹丰、林玲蘭、陳淑華、林燕、林雪卿、潘維嬿、薛保瑕、徐洵蔚、張家瑀、潘鈺、謝鴻均、黃淑卿、黃小燕、蕭雅心
- 主催
- 国立歴史博物館
解説カード
女性美術家女性藝術家 · Women artists女性はいつの時代も制作してきたが、その作品は見過ごされ、低く評価されがちだった。1970年代初めから、研究者はその理由を問い、美術史のなかでの位置を見直してきた。続きを読む閉じる
01概要
1971年、アメリカの美術史家リンダ・ノックリンは論文「なぜ偉大な女性芸術家はいなかったのか」を発表した。彼女はこの問いに個人の才能からではなく、制度上の障害から答えた。女性は長いあいだ裸体モデルを前に学ぶことを許されず、そのため当時のアカデミーで最も格の高かった歴史画に進みにくかった。女性の成功を妨げたのは才能の不足ではなく、主に政治的・社会的・経済的な支えがなかったことだ、と彼女は論じた。この論文はフェミニズム美術史の基礎を築いたものとされ、女性美術家とその作品、経験にあらためて目を向けるきっかけにもなった。台湾では、陳進が日本へ絵を学びに渡った最初の女性である。1927年に第1回台展の東洋画部に3点が入選し、1932年には廖継春とともに台展で最初の台湾人審査員となった。名士の家の出で、のちに「閨秀画家」の代表と呼ばれた。国立歴史博物館の「姿を隠すことから現れるまで――史博コレクションの彼女たち」展は、所蔵品から女性美術家60人の水墨、書、洋画を選び、20世紀台湾の女性美術の歩みを、「見られる客体」から「語る主体」への道のりとして示している。
02会場で
キャプションの制作年と作者の経歴を読み、その時代に彼女がどこで学び、どこで発表できたのかを考えてみてください。
キャプションの中国語
- 女性主義藝術史
- フェミニズム美術史 · Feminist art history
- 歷史畫
- 歴史画 · History painting
- 閨秀畫家
- 閨秀画家 · Guixiu (gentlewoman) painter
- 東洋畫
- 東洋画 · Eastern-style painting (tōyōga)
03メモ
女性美術家の作品は、当時どんな教育や画題が開かれていたかもあわせて見ます。
今回の「姿を隠すことから現れるまで――史博コレクションの彼女たち」で——
作品の題材は、作者自身の日々の暮らしにどれくらい近いと思いますか。
04関連
水墨画水墨畫 · Ink painting墨を主な顔料とし、その濃淡や潤いと渇きの度合いで、人物や動物、山川草木を描き出す東アジアの絵画。続きを読む閉じる
01概要
水墨画は唐代(618~907年)に生まれ、宋・元の時代に全盛期を迎え、中国、朝鮮、日本でそれぞれに発展した。墨を主な顔料とし、淡彩を施すこともある。同じく墨だけで描く白描画は、線による輪郭を主とする。水墨画の特色は、墨の濃淡やぼかしで面を表そうとするところにある。『日本大百科全書』によれば、唐代末期の張彦遠『歴代名画記』は、唐代初期の画家・殷仲容の絵について、墨を用いながら五彩を兼ねていると評した。画面にあるのは濃淡の違う黒だけだが、見る人はそれを彩色の絵として受けとめる。水墨画が成り立つには、まずこうした見方が必要だった。基本の用墨法には破墨と溌墨の二つがあり、解釈はさまざまである。同書の説明では、破墨は淡墨で大体を描いてから濃墨を加え、濃淡の差で立体感を表す技法、溌墨は輪郭線にとらわれず画面に墨をそそぎ、一気に形を表す技法である。筆と墨は書と同じものを使い、一度引いた線は直すことも消すこともできない。最も多い画題は山水で、描かれるのはたいてい想像上の景色か、実景をおおまかに踏まえたものである。
02会場で
墨がいちばん濃いところと淡いところを探し、それから墨を置いていない余白を見てください。空でしょうか、水面でしょうか、霧でしょうか。
キャプションの中国語
- 水墨畫
- 水墨画 · Ink painting (shuimo)
- 破墨
- 破墨 · Broken ink (pomo)
- 潑墨
- 溌墨 · Splashed ink (pomo)
- 白描
- 白描 · Plain line drawing (baimiao)
- 留白
- 余白 · Blank space (liubai)
- 山水
- 山水 · Landscape (shanshui)
03メモ
水墨画は、対象の姿を写すだけでなく、その精神をとらえることをめざします。
今回の「姿を隠すことから現れるまで――史博コレクションの彼女たち」で——
画面の中に、濃さの違う墨の色をいくつ見つけられますか。









