バルビゾン派
Barbizon school
19世紀半ばごろ、パリ南東のフォンテーヌブローの森のはずれにあるバルビゾン村とその周辺で制作し、風景と農村の暮らしを描いた画家たちのゆるやかな集まり。
01概要
バルビゾン派は正式な流派というより、ゆるやかなつながりをもつ画家たちの集まりで、テオドール・ルソー、ミレー、コロー、ディアズ、ドービニーらがその名で呼ばれる。非公式な指導役だったルソーが1841年にフォンテーヌブロー地方へ移ると、ミレーをはじめとする同調する画家たちが集まり始めた。彼らはコンスタブルと17世紀オランダの風景画から影響を受け、ありのままの自然の眺めと、農民の暮らしの尊厳に心を寄せた。戸外で描く画家もいた。題材の扱いが伝統から外れていたため、批評家に認められるのは1850年代になってからだった。風景画の流れでは、古典的な風景画から印象派へ向かう途中の存在とされる。また、古典的でもロマン的でもない目で自然を直接観察した点で、写実主義への橋渡しにもなった。その意義は、戸外で風景を描く技法と、慎ましく飾らない題材にあるとされる。
02会場で
風景のなかの空、光、天気を見て、そこに人がいれば、その人たちにも目を向けてください。何をしているでしょうか。画面のどれくらいを占めているでしょうか。
キャプションの用語と英語
- バルビゾン派
- Barbizon school
- フォンテーヌブローの森
- Forest of Fontainebleau
- 風景画
- Landscape painting
- 戸外制作
- Painting outdoors (en plein air)
03メモ
バルビゾン派は、日の光や天気で微妙に表情を変える身近な風景をとらえます。
天気は、画面のどんなところから伝わってきますか。