印象派
Impressionism
1870年代のパリで生まれた絵画の運動。屋外で描き、混ぜない色を短い筆触で置いて、光と空気の一瞬の姿をとらえようとした。
01概要
1874年4月、モネ、ルノワール、ピサロ、ドガ、モリゾら約30人の画家が、官展であるサロンの審査を通さず、写真家ナダールのアトリエで自分たちの展覧会を開いた。批評家ルイ・ルロワが風刺新聞『ル・シャリヴァリ』でモネの《印象、日の出》を揶揄したことから、「印象派」の名が広まった。グループ展は1886年まで計8回開かれた。彼らは移ろう日の光をとらえるために戸外で描き、なめらかに塗りならさない短い筆触を残し、純色をできるだけ混ぜずに並べて、見る人の目に色がいっそう鮮やかに映るようにした。浮世絵がもたらしたジャポニスムは、スナップ写真のような思いきった構図にも影響を与えた。最後のグループ展のあと、スーラとシニャックは色の点を規則的に並べ(点描)、ゴッホやゴーガンは感情や象徴の表現へと向かった。この世代はのちに「ポスト印象派」と呼ばれる。この名は、批評家ロジャー・フライが1910年にロンドンで企画した「マネとポスト印象派」展で広まった。
02会場で
近づいて一つひとつの色の筆触を見てから、数歩下がってみてください。どの色が目の中で別の色に混ざり、水面や空、人の姿はどの距離で現れてくるでしょうか。
キャプションの用語と英語
- 印象派
- Impressionism
- 戸外制作
- Painting outdoors (en plein air)
- 筆触
- Brushstroke
- 点描
- Pointillism
- ポスト印象派
- Post-Impressionism
03メモ
印象派の画家は戸外で描き、一日のうちに移り変わる光を追いかけました。
絵から、一日のうちのどの時刻だと感じましたか。どこからそう感じましたか。