サロン(官展)
The Paris Salon
フランスの美術アカデミーがパリで開いた、審査によって作品を選ぶ公式の美術展。十九世紀の画家の多くは、ここに入選して名を知られた。
01概要
1667年、フランスの王立絵画彫刻アカデミーが最初の展覧会を開いた。1725年からはルーヴル宮のサロン・カレで開かれるようになり、「サロン」と呼ばれる。1737年には一般に公開され、1748年からは審査員が作品を選ぶようになった。審査員は歴史画や古典的な主題を好み、筆の跡が見えないなめらかな画面が高く評価された。十九世紀になると、落選する作品がしだいに増える。1863年、ナポレオン三世はその年の落選作を別に展示させた。これが「落選展」で、マネの「草上の昼食」もそこにあった。1874年、モネやドガらは審査を待たずに自分たちの展覧会を開き、のちに第一回印象派展と呼ばれる。1881年からは、芸術家たちによるフランス芸術家協会がサロンを主催した。
02会場で
アカデミーの伝統に属する絵と印象派の絵を一枚ずつ見つけ、近づいて筆づかいを比べてください。片方では筆の跡がほとんど見えず、もう片方でははっきり見えます。
キャプションの用語と英語
- サロン
- Salon
- 落選展
- Salon des Refusés
- 歴史画
- History painting
- アカデミズム
- Academic art
- 印象派
- Impressionism
03メモ
この絵が当時のサロンに送られていたら、審査員はどう見たと思いますか。