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雛人形

Hina dolls

3月3日の雛祭りに飾る人形。多くは男雛と女雛の婚礼をかたどったもので、衣装や調度は公家風である。

01概要

起源には、穢れや災いを移して川や海に流した人形(ひとがた)や、平安時代の上流階級の子女が小さな紙人形で遊んだ「ひいな遊び」などがあげられる。雛人形を飾る節句が記録に現れ始めるのは江戸時代初頭で、「雛人形」という名称も江戸時代に生まれた。江戸時代初期の雛は立った姿の「立雛」だったが、寛永雛のころから立体化し、享保年間には高さ約45センチ、時に60センチを超える大型の「享保雛」が登場した。幕府はたびたび華美な雛人形の製作を禁じ、寛政の改革のころには、数センチほどの精巧を極めた「芥子雛」が流行した。江戸後期には、宮中の装束を正確に再現した「有職雛」や、江戸で成立した写実的で華やかな「古今雛」が生まれ、現在の雛人形は古今雛をかたどってつくられている。雛壇は江戸初期には平壇で、しだいに段が増え、十五人揃いの雛飾りは江戸末期に定着した。人形とともに、調度を小さく写した雛道具も飾る。男雛と女雛の並びは、歴史的には向かって右に男雛を置き、関西では今もこれに従う。昭和天皇の即位の礼を機に東京の人形業界団体が配置を改めたため、関東では向かって左に男雛を置く。東京の美術館には、三井家の夫人や娘たちが愛したひな人形・ひな道具や、岩﨑小彌太が特別に誂え、夫人・孝子が愛でたひな人形が伝わっている。

02会場で

雛道具をひとつ選んで、近くで見てください。本物の調度の、どこまでが小さく写されているでしょうか。

キャプションの用語と英語

雛人形
Hina doll
男雛・女雛
Male and female dolls
雛道具
Hina dōgu (miniature furnishings)
立雛
Tachibina (standing dolls)
有職雛
Yūsoku-bina
古今雛
Kokin-bina
芥子雛
Keshi-bina (tiny dolls)

03メモ

この雛は、だれのために、どんな願いをこめて誂えられたのでしょうか。

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