硯
Inkstone
墨を水とともにすり、墨液をためておく文房具。多くは石でつくるが、陶、磁器、金属のものもある。
いま見られる展覧会
01概要
筆で書いたり描いたりする前に、硯に少し水を置き、墨をすって墨液にする。墨をする平らな面と、墨液がたまるくぼみが、硯の基本の二つの部分である。これまでに出土した最古の硯は、湖北省雲夢の墓から出た紀元前3世紀のもので、漢代に広く使われるようになった。「四大名硯」は、広東省肇慶の端渓硯、安徽省歙県と江西省婺源の歙州硯、甘粛省洮河の川底の石でつくる洮河緑石硯、そして粘土を焼いてつくる澄泥硯である。端渓の石では、「石眼」と呼ばれる丸い天然の模様がとくに尊ばれる。故宮博物院は、硯の形がおよそ二千年のあいだ変わり続けてきたと説明し、宋代の蘇軾と米芾、清代の高鳳翰を硯を愛した人として挙げる。展覧会では院蔵の硯100件余りに加え、初期の形を補うため国立歴史博物館から15件を借りて展示している。
02会場で
まず墨をする面に使い込んだ跡があるかを見てから、縁と裏を見てください。銘文、所蔵者の名前、彫られた図柄はあるでしょうか。
キャプションの中国語
- 墨條
- 墨 · Inkstick
- 硯堂
- 陸(おか) · Grinding surface
- 硯池
- 海(うみ) · Ink well
- 端硯
- 端渓硯 · Duan inkstone
- 石眼
- 石眼 · Stone eye
03メモ
この硯は墨をするための道具でしょうか、それとも眺めて楽しむものでしょうか。どこからそう思いますか。