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ロマン主義

Romanticism

1780年ごろから1830年ごろに最盛期を迎えた、美術と文学の動き。古典的な抑制より、感情と個人の表現を前に出した。

01概要

ロマン主義という語は、19世紀の初めにはすでに、美術と文学に現れた新しい流れを指して使われていた。人間の心理、個人の感情の表現、自然界への関心が新たに強まったのが特徴で、長く主流だった古典の伝統から離れていく、一筋縄ではいかない転換だった。テートは最盛期を1780年ごろから1830年ごろとし、影響はその後も続いたとする。全体を貫くのは、古典の抑制に対して感情の高まりを前に出す姿勢である。ゲッティの美術・建築シソーラス(AAT)は、これを新古典主義の形式性への反発とみて、作風はさまざまだが、おおむね絵画的で動きがあり、線よりも色に関心が向いていると述べる。イギリスでは、コンスタブルとターナーが自然に新しい向き合い方を示し、ウィリアム・ブレイクは、宇宙の中で人間がどこに立つのか、神とどう結ばれているのかを探った。19世紀の半ばには、このロマン主義の世界観に対抗して写実主義が生まれた。

02会場で

画面のなかで、感情がいちばん強く感じられる場所を探してみてください。それを運んでいるのは、顔や身ぶりでしょうか。天気や空でしょうか。それとも色そのものでしょうか。

キャプションの用語と英語

ロマン主義
Romanticism
新古典主義
Neoclassicism

03メモ

ロマン主義は感情を第一に置き、色彩や動きで伝えようとします。

絵の中で、いちばん先に心を動かされるものは何ですか。

04関連