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あと38日で開幕

開館10周年記念 北斎クロスオーバー 時代を超えて“すみだ”に集う

北斎と門人が描いた隅田川沿いの風景に加え、大田南畝ら地元の文人と交わって生まれた作品、さらに正岡子規ら近代の作家が影響を受け、時には批判もした北斎作品までを取り上げる。主な出展作品は『絵本隅田川 両岸一覧』と「雪月花 隅田」。前期は2027年1月24日までで、後期に一部展示替えがある。

1 / 4 画像: すみだ北斎美術館 展覧会チラシ

会期
2026年12月16日~2027年2月28日
会場
すみだ北斎美術館 · 両国
住所
東京都墨田区亀沢2-7-2都営地下鉄大江戸線両国駅A3出口から徒歩5分、JR総武線両国駅東口から徒歩9分、都営バス「都営両国駅前」から徒歩5分。美術館に駐車場はありません。Googleマップで開く
開館時間
09:30–17:30休館日:月
料金
一般 1,000円(前売 800円)

来館の計画

カレンダーには開幕日から会期全体が登録されます。開館時間と休館日は事前にご確認ください。

見たあとに、近くで

クレジット

アーティスト
葛飾北斎
主催
墨田区、すみだ北斎美術館

解説カード

木版画Woodblock prints木の板を彫ってつくる版画。彫り取った部分は紙に残らず、盛り上がった面だけがインクを受けて刷られる。続きを読む

01概要

木版画は凸版の一種で、木の板に絵を彫り、刷る部分を板の表面に残して、ほかを彫り取ってつくる。彫り取った部分にはインクがつかない。盛り上がった面にインクを載せ、その上に紙をのせて、バレンという道具などでこすって刷る。日本の伝統的な木版画は桜の板に彫り、水性のインクで刷る。西洋の木版画がふつう油性のインクを使うのとは異なる。初期の日本の版画は墨一色のものが中心だった。多色刷りは、色ごとに一枚ずつ版を彫り、「見当」という目印で位置を合わせて重ねる。浮世絵の錦絵がその例である。明治後期ごろからは、一人の作家が彫りも摺りも行う「創作版画」が現れた。

02会場で

黒と白が接するところに近づいて、刀の跡を探してください。少し離れて、黒い面と紙の白がどう画面をつくっているかも見てください。

キャプションの用語と英語

凸版
Relief printing
馬連(ばれん)
Baren
見当
Registration mark
創作版画
Creative prints

03メモ

木版画は、刀が残した跡を手がかりに見ます。彫り取った所は白く、残した凸面にインクがのります。

今回の「開館10周年記念 北斎クロスオーバー 時代を超えて“すみだ”に集う」で——

目に留まった細い線は、刀で彫られた白い線でしょうか、それとも残された黒い線でしょうか。

04関連

浮世絵Ukiyo-e17世紀から19世紀にかけて日本で流行した、当世の風俗を描く絵。その多くは木版画である。続きを読む

01概要

「浮世」とは、いま生きている現世のこと。美人、歌舞伎役者、力士、歴史物語、名所の風景などが描かれ、1830年代前後には葛飾北斎と歌川広重によって風景が独立したジャンルとなった。絵師が直接描いた肉筆画もあるが、多くは版画で、版元が資金を出し、絵師が下絵を描き、彫師が版を彫り、摺師が摺る、四者の分業でつくられた。初期の版画は墨一色だったが、1765年頃に多色摺の絵暦の交換が流行し、版元がこれを「錦絵」として売り出したことで、多色摺が広まった。

02会場で

版画の前で、二つの色が接する縁を探してください。色ごとに版が彫られ、摺師は版木の「見当」で紙の位置を合わせ、薄い色から濃い色へと摺り重ねていきます。

キャプションの用語と英語

浮世絵
Ukiyo-e
錦絵
Nishiki-e (full-color print)
肉筆画
Painting (by the artist's hand)
見当
Registration mark

03メモ

浮世絵の風景は、霧や雨、雪、月明かりで季節を語ることがよくあります。

今回の「開館10周年記念 北斎クロスオーバー 時代を超えて“すみだ”に集う」で——

画面のどこに、季節や時刻を感じましたか。

04関連