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開館10周年記念 ベスト オブ すみだ北斎美術館―隅田川両岸景色図巻と名品―
すみだ北斎美術館の開館10周年を記念する特別展。収蔵品から、北斎と門人の肉筆画、錦絵、摺物、版本を選んで並べる。約100年ぶりに北斎の故郷・墨田へ戻った全長約7メートルの《隅田川両岸景色図巻》のほか、未公開作品や新収蔵作品も出る。学芸員がそれぞれ「推し」の作品に一言を添える。前期・後期で一部展示替えがあり、10月20日は展示替えのため休室。
1 / 4 画像: すみだ北斎美術館 展覧会チラシ
- 会期
- 2026年9月15日~11月23日
- 会場
- すみだ北斎美術館 · 両国
- 住所
- 東京都墨田区亀沢2-7-2都営地下鉄大江戸線両国駅A3出口から徒歩5分、JR総武線両国駅東口から徒歩9分、都営バス「都営両国駅前」から徒歩5分。美術館に駐車場はありません。Googleマップで開く
- 開館時間
- 09:30–17:30休館日:月
- 料金
- 一般 1,500円
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クレジット
- アーティスト
- 葛飾北斎、魚屋北溪、蹄斎北馬、二代葛飾北斎、抱亭五清
- 主催
- 墨田区、すみだ北斎美術館
解説カード
木版画Woodblock prints木の板を彫ってつくる版画。彫り取った部分は紙に残らず、盛り上がった面だけがインクを受けて刷られる。続きを読む閉じる
01概要
木版画は凸版の一種で、木の板に絵を彫り、刷る部分を板の表面に残して、ほかを彫り取ってつくる。彫り取った部分にはインクがつかない。盛り上がった面にインクを載せ、その上に紙をのせて、バレンという道具などでこすって刷る。日本の伝統的な木版画は桜の板に彫り、水性のインクで刷る。西洋の木版画がふつう油性のインクを使うのとは異なる。初期の日本の版画は墨一色のものが中心だった。多色刷りは、色ごとに一枚ずつ版を彫り、「見当」という目印で位置を合わせて重ねる。浮世絵の錦絵がその例である。明治後期ごろからは、一人の作家が彫りも摺りも行う「創作版画」が現れた。
02会場で
黒と白が接するところに近づいて、刀の跡を探してください。少し離れて、黒い面と紙の白がどう画面をつくっているかも見てください。
キャプションの用語と英語
- 凸版
- Relief printing
- 馬連(ばれん)
- Baren
- 見当
- Registration mark
- 創作版画
- Creative prints
03メモ
木版画は、刀が残した跡を手がかりに見ます。彫り取った所は白く、残した凸面にインクがのります。
今回の「開館10周年記念 ベスト オブ すみだ北斎美術館―隅田川両岸景色図巻と名品―」で——
目に留まった細い線は、刀で彫られた白い線でしょうか、それとも残された黒い線でしょうか。
04関連
浮世絵Ukiyo-e17世紀から19世紀にかけて日本で流行した、当世の風俗を描く絵。その多くは木版画である。続きを読む閉じる
01概要
「浮世」とは、いま生きている現世のこと。美人、歌舞伎役者、力士、歴史物語、名所の風景などが描かれ、1830年代前後には葛飾北斎と歌川広重によって風景が独立したジャンルとなった。絵師が直接描いた肉筆画もあるが、多くは版画で、版元が資金を出し、絵師が下絵を描き、彫師が版を彫り、摺師が摺る、四者の分業でつくられた。初期の版画は墨一色だったが、1765年頃に多色摺の絵暦の交換が流行し、版元がこれを「錦絵」として売り出したことで、多色摺が広まった。
02会場で
版画の前で、二つの色が接する縁を探してください。色ごとに版が彫られ、摺師は版木の「見当」で紙の位置を合わせ、薄い色から濃い色へと摺り重ねていきます。
キャプションの用語と英語
- 浮世絵
- Ukiyo-e
- 錦絵
- Nishiki-e (full-color print)
- 肉筆画
- Painting (by the artist's hand)
- 見当
- Registration mark
03メモ
浮世絵の風景は、霧や雨、雪、月明かりで季節を語ることがよくあります。
今回の「開館10周年記念 ベスト オブ すみだ北斎美術館―隅田川両岸景色図巻と名品―」で——
画面のどこに、季節や時刻を感じましたか。






