安重根の遺墨
안중근 유묵 · Ahn Jung-geun's prison calligraphy (yumuk)
安重根(アン・ジュングン、1879–1910)が1910年2月から3月に旅順の監獄で書いた書。落款の下に手形が押されている。
01概要
安重根は1909年10月26日にハルビンで伊藤博文を射殺して投獄され、1910年2月14日に旅順の関東都督府地方法院で死刑判決を受け、3月26日に旅順監獄で刑が執行された。獄中で多くの書を残し、韓国ではこれを「遺墨(ユムク、유묵)」と呼ぶ。多くは末尾に「庚戌二月(または三月) 於旅順獄中 大韓國人 安重根 書」と記され、その下に手形が押されているため、書かれた時期と場所が分かる。現存する遺墨は70点あまりで、うち31点が宝物に指定されている。国立古宮博物館で展示される「萬國公法不如大砲」は日本から返還された一点で、八文字は「万国公法(国際法)は大砲に及ばない」という意味である。書体は行書を中心に楷書と草書を交え、裏面の墨書には、旅順監獄の所長が最初の所蔵者に与え、その後伝わってきた経緯が記されている。
02会場で
まず末尾の落款を探し、年月と「旅順獄中」の文字を読んでから、その下の手形を見てください。
キャプションの韓国語
- 유묵
- 遺墨 · Yumuk (calligraphy left behind)
- 낙관
- 落款 · Signature inscription
- 손도장
- 手形 · Handprint
- 행서
- 行書 · Running script
03メモ
安重根の遺墨は、文句だけでなく、いつどこで書いたかを伝える落款と手形も見ます。
先に文字の意味を読みますか、それとも筆の勢いを見ますか。