バロック
Baroque
17世紀の美術と建築を代表する様式。ローマで生まれ、躍動感と劇的な表現、写実的な描写を特色とする。
01概要
バロックは17世紀の美術と建築を代表する様式で、ローマでは1630年ごろから1680年ごろにかけて最盛期を迎えた。とくにカトリックの対抗宗教改革と結びつきが深い。躍動感のある動き、目の前で出来事が起きているかのような大胆な写実、感情に直接訴える力は、勢いを取り戻した教会の姿を示すのにふさわしかった。発祥の地はローマだが、影響はヨーロッパ各地に及び、宗教的な主題だけでなく、肖像画や静物画、神話の主題にも用いられた。代表例としては、ローマの彫刻家ベルニーニと、フランドルの画家ルーベンスがよく挙げられる。ロンドンのナショナル・ギャラリーは、「バロック」にはいくつかの用法があるとしたうえで、劇的で華やかな、多くは17世紀の大作を指す使い方がおそらくもっとも役に立つと述べている。そうした作品は、対角線の構図やイリュージョンの効果によって見る人に強い印象を与える。この語はもとは軽蔑のこもった呼び名で、いびつな真珠を意味するポルトガル語の barroco に由来するともいわれる。バロックはルネサンスとマニエリスムに続く様式で、その後をロココが継いだ。ロココはかつて「後期バロック」と呼ばれることも多かった。
02会場で
03メモ
バロックの作品は、勢いのある動きと迫真の写実、感情に直接訴えかける表現で、見る人をその場面へ引き込みます。
絵や彫刻の前で、まさに今何かが起きているように感じるのは、どこですか。