屏風
Folding screens (byōbu)
木の枠に紙や絹を張り、折り畳めるようにつないだ調度。風を防ぎ、部屋を仕切り、絵を載せる。左右一対で作られることが多い。
01概要
屏風は、木の枠に紙や絹を張ったものを2枚、4枚、6枚、8枚などつなぎ、折り畳めるようにしたものである。日本への伝来を伝える最古の記事は、『日本書紀』の686年、新羅からの献上品に屏風があったというものである。風を防ぎ、部屋を仕切り、飾る道具で、中世以降は左右一対で関連する図柄を描くようになった。六枚つなぎの屏風が左右二隻そろったものを「六曲一双」、片方だけを「一隻」という。室町時代には水墨の山水や花鳥が描かれ、桃山時代には彩り豊かな風俗画や都市の景観も加わって、屏風は大画面を発表する主要な形式になった。狩野派は花鳥画で金地著色の様式を生み出し、琳派の宗達も優れた屏風絵を数多く残した。のちには小さな枕屏風や、茶の湯に用いる風炉先屏風も現れた。
02会場で
左右一対の屏風は、続けて見てください。画面の端から端へ目を移すと、描かれたものが移り変わっていくことがあります。
キャプションの用語と英語
- 屏風
- Folding screen (byōbu)
- 六曲一双
- Pair of six-panel screens (rokkyoku issō)
- 右隻・左隻
- Right and left screens (useki / saseki)
- 風炉先屏風
- Furosaki screen
03メモ
金地の屏風は、見る人が動くと金地がきらめき、画面に動きが生まれます。
画面の端から端へ目を移すと、何が変わっていきますか。