残り42日#絵画
風間サチコ「いしふみのかげふみ」
風間サチコは、古書や新聞、史料をもとに近代日本の戦争や労働、政治を描く、白黒の木版画で知られる作家。今回は墨田区内に残る石碑や石塔をめぐり、刻まれた文字や由来を調べて新作をつくった。墨田は江戸時代から何度も大火に見舞われ、関東大震災と東京大空襲も経てきた。会場のタロハチ(旧鈴木家)は、空襲で焼けずに残った古い日本家屋。
会場が参加:すみだ五彩の芸術祭 · 立花

- 会期
- 2026年9月4日~12月20日
- 会場
- タロハチ(旧鈴木家)・鈴木鉄工所 · 墨田区
- 住所
- 東京都墨田区立花6-22-15JR総武線平井駅から徒歩10分、東武亀戸線東あずま駅から徒歩12分、墨田区内循環バス「すみまるくん」北東部ルート「立花大正民家園入口」から徒歩3分Googleマップで開く
- 開館時間
- 10:00–16:30
- 料金
- 無料
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同じ会場 · タロハチ(旧鈴木家)・鈴木鉄工所
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クレジット
- 主催
- 「すみだ五彩の芸術祭」実行委員会、墨田区
解説カード
木版画Woodblock prints木の板を彫ってつくる版画。彫り取った部分は紙に残らず、盛り上がった面だけがインクを受けて刷られる。続きを読む閉じる
01概要
木版画は凸版の一種で、木の板に絵を彫り、刷る部分を板の表面に残して、ほかを彫り取ってつくる。彫り取った部分にはインクがつかない。盛り上がった面にインクを載せ、その上に紙をのせて、バレンという道具などでこすって刷る。日本の伝統的な木版画は桜の板に彫り、水性のインクで刷る。西洋の木版画がふつう油性のインクを使うのとは異なる。初期の日本の版画は墨一色のものが中心だった。多色刷りは、色ごとに一枚ずつ版を彫り、「見当」という目印で位置を合わせて重ねる。浮世絵の錦絵がその例である。明治後期ごろからは、一人の作家が彫りも摺りも行う「創作版画」が現れた。
02会場で
黒と白が接するところに近づいて、刀の跡を探してください。少し離れて、黒い面と紙の白がどう画面をつくっているかも見てください。
キャプションの用語と英語
- 凸版
- Relief printing
- 馬連(ばれん)
- Baren
- 見当
- Registration mark
- 創作版画
- Creative prints
03メモ
木版画は、刀が残した跡を手がかりに見ます。彫り取った所は白く、残した凸面にインクがのります。
今回の「いしふみのかげふみ」で——
目に留まった細い線は、刀で彫られた白い線でしょうか、それとも残された黒い線でしょうか。



